子供たちの教育課程は、大人と同様ですが、 稽古のレベルと安全性は子供たちの年齢に配慮したものになります 。稽古では、木刀、竹刀、居合刀のみを使用し、 真剣は使用しません。
稽古では初めに、初伝と呼ばれる下記の基本を学びます。
- 足技
- 素振り
- 剣術
- 抜刀術
- 黙想
- 礼法
- 歴史
- 日本刀の知識
- 着付け
北辰一刀流の稽古の目的は、ほとんどの古流武術と同様、 文武両道の原則に従うことです。
海外の多くの文化では、 戦士と哲学者はそれぞれ異なる社会に生きる者として捉えられてき ました。しかし、日本の武士は、 戦士と哲学者その両方の特徴を持ち合わせた存在であり、 強い身体の中に、揺るぎない精神をもって「完璧な人間」 になることを目指しました。
北辰一刀流兵法の稽古を通し、規律、相手を敬う心、 そして責任感をもった人間へと成長することは、 門下生たちの今後の人生の大きな財産となることでしょう。